ベンツEクラスのATバルブボディ交換(722.9/7速)

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ミッションがエマージェンシーモードになり、シフトが変速しなくなった、W211後期型ベンツE350の修理です。

ミッションは7速の722.9型電子制御AT。

DASテスターで診断すると…結論から言えば、VGSバルブボディの交換。

 

 

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この車両もそうですが、走行距離10万キロオーバーの状態で、ATF交換暦無し…フィルターの汚れがすさまじいです。

7速と多変速化に伴い、よりスムーズな加減速及び燃費の向上を実現した反面、オーナーが気付かないレベルで細かく変速を繰り返すので、ATFの劣化が想像以上に早いです。

そのため、7速になってからメーカー推奨でも50000KmでのATF及びフィルターの交換となってます。

 

 

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7速VGSバルブボディ(ユニット内臓バルブボディ)がトラブルを起こすケースの多くが、ATFの交換を怠った為と考えられます。

 

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7速になってから、バルブボディ内にATミッションのコンピューター(VGS)が内臓されている為、バルブボディは基本的に非分解、部品供給もAssy交換になります。

 

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今回も残念ながらVGSバルブボディの不良にて、Assyの交換作業。

 

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通常、この7速のVGSバルブボディは、メーカーの「外販禁止指定部品」に属しており、通常ならば部品として供給してくれない=ディーラーへの車両持込交換のみの対応。

ですが、当社ではVGSバルブボディの入手から交換作業まで全て可能です。

 

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交換作業後は、電子ユニットなのでプログラミングが必要になります。

その手法は、DASテスターによるオンラインプログラム(SCNコーディング)で、VGSの作動開始処理を実行。

これでユニットが起動して、あとはミッションのキャリブレーション等を行っていきます。

 

 

 

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特に7速ミッション(722.9)のベンツは、定期的にATF/フィルターの交換を行うようにしてください。

距離にして5万キロ以内、交換作業は油温管理によるオーバーフロー式なので、DASテスターによる適切な油温の把握と、ATF注入に専用のディスペンサーが必要になります。

 

 

 

 

*当社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

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UG/yoshida

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