修理にて入庫してきた、8E型のアウディA4。
故障内容はメーター上にチャージランプが点灯…いわゆる充電していない状態。
診断した結果、単純にその原因はオルタネーターの発生電圧不足。
気をつけておきたいところは、リブベルト駆動している近年のオルタネーターには、クラッチ付きプーリーを採用していることが多いということ。
アンペア数の大きい高出力のオルタネーターでは、それ自身の慣性モーメントが大きいので、回転変動によるベルトへの張力変化を抑える目的で、ワンウェイクラッチが内蔵されてる場合があります。
実はオルタネーター本体は正常なのに、クラッチ部の不良なだけで正常に回転せず、発電不良というケースも…
今回のA4は、クラッチは正常に機能いるのに発生電圧が低い=本体の不良ということで、リビルト品にて交換作業を行い無事完成。
これから夏に向けて、エアコンの作動や水温を下げるためのファン等、オルタネーターへの負担も多くなる季節なので、特に年数の経過している車では気をつけておきたいものです。
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