ミスファイヤーによる覚悟/ベンツCL600

 

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業者様より修理依頼でお預かりした、CLクラスでは3代目にあたるC216型ベンツCL600ツインターボです。

 

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メーター上にはチェックエンジンの警告ランプが点灯し、加速時の吹け上がりが悪くなった模様。

 

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XENTRY(ベンツ純正メーカー製テスター)により、まずMEコントロールのDTC(故障履歴)を確認すると、No7シリンダーからNo12シリンダーまで左バンク全ての気筒が失火

 

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M275型のV12エンジンでは、イグニッションコイルが片バンク一体式のECIイグニッションモジュールが採用されています。

片バンクが全て失火する要因としては、実に様々な原因が考えられますが、600に限っていえばECIイグニッションモジュールによる片バンク失火トラブルは症例として多いのも事実

 

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特に今回のCLでは、アイドリング状態でも常にNo9シリンダーがミスカウント状態

しかし6リッターの12気筒エンジンであるM275では、1気筒ミスしていてもフューエルカットが入らなければ、アイドリングでは殆どその体感を得ることは出来ない…それゆえ電子制御によりフューエルセーフ機能が作動しなければ、その不具合をドライバーは感じ取れずにアクセルを踏み続け、特に失火状態での高速走行では意図も簡単に触媒を損傷させ、排気詰まりによるエンジン損傷…という事態を招きかねません。

 

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今回のCL600では、更に診断を進めた結果、残念ながら左バンクのイグニッションコイルの不良と判明

インテーク周りや水冷式インタークーラー等を順番に取外して、ECIイグニッションモジュールを現車から取り外します。

 

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これが今回交換する、左バンクのイグニッションコイル…その金額は、片バンクだけで定価約30万以上…。

 

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コイルと同時にスパークプラグも片バンク分を交換…ツインプラグなので、片バンク6気筒分でも12本必要です。

 

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さらに今回は、ボルテージトランスフォーマの不良も判明していたので、同時交換…今回の総額は、ご想像にお任せします。

 

UG/yoshida



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