7G-Tronicのフルード交換/ベンツCL550

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車検整備中の、W216型ベンツCL550です。

 

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ミッションは、722.9型の電子制御式7速AT

7速変速(リバース2速)と多段階化により走行フィールや燃費の向上が図られていますが、それに伴いATFの劣化は早くなります。

メーカー推奨でも722.9型ATの場合は5万キロ毎のATF交換といわれ…しかし現実は、もっと早めの交換でもいいかもしれません。

 

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オイルレベルゲージが存在しない7G-Tronicでは、ATFの排出はオイルパンを取り外すことになります。

その際はもちろんフィルターも同時交換、その他オイルパンのパッキンや、722.9型の場合はアルミ製のオイルパンボルトも同時交換部品になります。

 

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オイルパンに設けられた、鉄粉除去用磁石には、AT内に浮遊するディスク等から発生した鉄粉がビッシリと付着してます。

磁石の付着量が多くなると、もちろん鉄粉を確実に吸いつけて留めておくことが出来なくなり、AT内の鉄粉浮遊量も多くなります。

特に722.9型7速ATはATF交換を怠ったことによる、バルブボディトラブルが多々聞かれます

 

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そういったトラブルに陥らないためにも、定期的にオイルパンを取外してクリーンな状態にし、ATFと同時にフィルターの交換が必要です。

 

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また722.9型7速ATでは、ATFの注入はオイルパンに設けられたフルード注入/測定用ドレンより、専用のディスペンサーを使用しての圧送にて行います。

そしてオイル量の計測/調整は、DAS(ベンツ純正メーカー製テスター)を使用して、油温管理によるオーバーフロー式なので、専門的な知識/設備を有した工場でないと行えません。

 

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最近の多段化されたATは、ユニットの制御がよりリニアになって、ディスクの磨耗によるミッション本体の滑り等の寿命は以前より長くなったものの、ユーザーでも判断できないくらい変速回数も多いので、オイル自体の劣化も早くなる傾向にあります。

特にユニットがバルブボディ内蔵型の一体式ATでは、オイルの劣化に起因するユニット内部トラブルを起こすと、高価なバルブボディ一式の交換が必要になるケースもあるので、意識的にATFの定期メンテナンスを心がけるようにしておいたほうが良いでしょう。

 

UG/yoshida



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