久しぶりに車を動かしたら、発進時にココンと変な異音が発生するということで、遠方よりお越しいただいた、2010yダッジチャレンジャーの点検です。
外部から確認すると、異音が発生しているのはリアの足回り周辺。
停車状態からDにシフトし、タイヤがゆっくり動かし始めたときに、リアアクスルの異様な挙動も見受けられます。
その外的症状から、マルチリンクサスペンションの何れかのアームにガタが…調べた結果、ロア側テンションアームのボルトが一箇所緩んでいて?アームが動くことにより挙動が発生し、そして異音も。
他のアーム類も緩んでいないか締め付け確認を行ったところ、右リアのアッパーアームの取り付け方がおかしい…。
本来、この部分のボルトナットの方向性は、アクスル側からボルト→小ワッシャー→アクスル/アームをはさんで→大ワッシャー→ナットという順番。
それが全く逆の方向性、アーム側からボルトを挿入し、アクスル側に大ワッシャーを介してナットで締め付けています。
この状態での問題点は、ボルトの挿入方向性というよりも大ワッシャーの位置。
角度を変えてみると、大ワッシャーが変形して締め付けられている異様な状態が確認できます。
アーム取付ボルトの緩みはともかく、ボルトの挿入方向/ワッシャーの位置相違からして、明らかに過去にどこかでアーム類を一度分解して、組み付ける際の人為的なミスでないかと推測できます。
この状態が本来の位置であり、大ワッシャーがアーム側に入る目的は、万が一 アームに圧入されているブッシュが劣化や損傷でとんでしまっても、アームがアクスルから外れない為にブッシュ外径を覆うように締め付けられているのです。
そういった機能的な部分を理解すれば、もし取り付け順番を忘れてしまっても(忘れてはダメですが)、おのずと今回のように仮にブッシュがとんだらアームが外れてしまうような、小さなワッシャーでアーム側を締め付けるという、後に危険な状態に陥る可能性のある間違いは起こらないと思います。
UG/yoshida
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