修理でお預かりさせていただいた、09yダッジチャレンジャー6.1SRT8です。
今回の作業は、リアドライブシャフトのインナー部よりグリス漏れ…にて、シャフトの交換作業です。
ダウンサスや車高調整等で車高を下げると、どうしてもドライブシャフトに角度が発生して、インナー側のCVジョイントに負担がかかってきます。
それによって内部グリスが漏れ出し、周辺に飛散し…最悪、内部グリスの過少状態によるジョイント部損傷等の可能性も高いです。
チャレンジャーのリアシャフトは、ブーツ単体での供給が無いのでシャフトAssyでの交換作業となります。
ただし、今回のような状態の場合、厳密に言えばブーツの損傷によるものでは無いので、仮にブーツだけの供給があったとしても、問題の解決にはなりません。
ドライブシャフトは左右で長さの違いがあるので、取り付ける際は注意が必要。
左側にデフがオフセットされているので、左側に比べ右側のシャフトが長いです。
シャフトの交換の際は、デフのサイドシールも同時交換。
新しいシャフトに対するシールの「あたり」も変わるので、古いシールのままだとオイル漏れが発生する可能性が高いです。
決して安価な部品では無いドライブシャフト…その寿命は、車高の下げ幅によりその負担も影響し、特にSRT等ではLSDが装着されているので、よりシャフトへの負担が大きくなる傾向にあります。
UG/yoshida
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