アダプティブクルーズコントロールの機能回復/キャデラックエスカレード

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修理依頼でお預かりさせていただいた、現行モデルにあたる2015yキャデラックエスカレードです。

キャデラックブランドの最高級SUVの名に相応しく、現行エスカレードでは最先端技術が惜しみなく投入され、その静寂性/安全性/動力性能等は正に世界一のSUVと言っても過言では無い仕上がりです。

 

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今回の不具合は、アダプティブクルーズコントロールの機能不良による診断です。

アダプティブクルーズコントロールは、通常のクルーズコントロール機能に対し、より安全に快適に進化した機能。

 

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フロントグリル内に納められたディスタンスレーダーモジュールをはじめ、様々なセーフティモジュールが連動して、走行環境を常にスキャンし、例えば前方車両の車間距離等を常に一定に保つ自動運転機能を備えています。

 

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その機能を正確にコントロールする為に、実に様々な多くのECUがコミュニケーションを行い、より安全に走行できる様に制御されているのですが、そのプログラムに不具合が生じるとモジュールが危険と判断し勝手な減速やクルーズコントロールの機能そのものを止めてしまう状態になります。

 

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特に2015yモデルは、最新型が発表された直後のモデルになるので、各ECUにプログラムされているキャリブレーションデーターも後にアップデートされているものが多数あります

今回のエスカレードでは、その不具合内容を考慮した上で、アダプティブセーフティモジュールとロングレンジレーダーセンサーモジュールの2点を、Tisオンラインを起動させてGMメーカーより新規プログラムデーターを現車にロード。

 

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プログラミング完了後は、現車の機能にマッチングさせるための学習が必要です。

今回リプログラムしたロングレンジレーダーセンサーモジュールは、GDS2(次世代GM診断アプリケーション)を起動させた状態でモジュールの学習モード設定を行い、実際の道路走行にて障害物等に対するレーダー機能の学習設定の必要性があります。

 

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正常に各ECUがプログラムされた状態で、かつ各学習値が設定完了されれば、特に大きなDTC入力等の故障状態が無い条件下では、正常に機能回復が実現できます。

 

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各種診断はもちろん、今回のようなTisオンラインによるプログラムやGDS2による学習機能モード設定等は、MDI2等のインターフェイスを使用しなければ起動しません

特に最新型エスカレードでは、それまでのモデルと違い、数多くのデバイスが存在しているので、このあたりの診断を行うにはより高度な処理能力が求められるので、MDI2は必要不可欠な整備ツールとなります。

 

UG/yoshida

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