7G-TronicのATFメンテナンス/ベンツCL550

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「CLクラス」としては3代目にあたり、後継「Sクラスクーペ」にブランド名変更される最後のCLネーミング、C216型ベンツCL550の定期点検です。

M273系エンジンの正常進化形であるM278型エンジンを搭載したC216型は、V8DOHCツインターボ+直噴システム&MSI(マルチスパーク)等により、高効率化に伴いハイパワーと燃費向上を実現しています。

今回は定期点検ということで、各油脂類の交換…具体的には、エンジンオイルをはじめブレーキオイルや冷却水にデフオイル、そして

 

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最も重要なのは、ミッションオイルの交換

距離にして現在オドメーター上で約50000Km、CL550に搭載されている7速ATはメーカー推奨「50000Km毎」でのATF交換

 

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722.9型7速AT(7G-Tronic)は前進7速/後退2速の多段式変速なので、5速ATと比べると遥かにATF劣化の進行が早いです。

これはドライバーがその動作を体感出来ないほど変速を頻繁に繰り返すことにより、スムーズな加減速の実現を成し得ているのですが、反面それに伴いATF自体の劣化は、変速回数が増すので比例して早くなります

 

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特に7G-Tronicでは、ATFの交換と同時にフィルターも交換するのが常識作業。

50000Kmで既にATFは、かなり真っ黒に汚れてしまっているのが分かります。

 

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これは全てAT内に浮遊する、ディスク等が磨耗することにより発生した異物。

特にAT内に装備されているバルブボディは、繊細な油圧通路の構造上、こういった浮遊鉄粉等の異物を嫌うのでオイルパンに鉄粉除去用マグネットが装着されています。

しかし、既にマグネットで留めておくことが困難なほど、多くの異物が吸着されています。

 

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722.9型7速ATでは、ATF交換メンテナンスを怠ったことによるATトラブルの症例が、かなり多数報告されています。

最低50000Km、できればもっと早めの段階で、フィルターも含めたATFの定期的なメンテナンスを実行するのが理想です。

 

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また722.9型7速ATでは、メンテナンス用のレベルゲージパイプがATに存在していません。

ATFの測定では、油温管理によるフロー式により判断するので、DAS(ベンツ純正正規テスター)等による油温実測の確認が出来なければ測定不可能

 

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オイルの注入は、オイルパンに装着されたドレンより、専用のディスペンサーによる圧送注入

以上のことから、ベンツ7速ATのメンテナンスには、それらの整備環境設備及び専門的な経験が必要とされます。

 

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