フューエルガバナーの弱点/ベンツ560SEL

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業者様より車検整備でお預かりさせていただいた、W126型のベンツ560SELです。

80年代後半のバブルの象徴とも言える当時のSクラスのトップグレードとして君臨した560は、外観や内装そしてエンジンの出力等に「並行車」と「ディーラー車」に差異化があり、そのおかげで多くの並行車両が存在して、当時かなり勉強させていただいた懐かしい車。

 

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エンジンのコントロールは、当時の欧州車ではお馴染みの、BOSCH製KEジェトロニクスにて制御。

国産車ではまず存在しない制御システムですが、当時のVWやポルシェでも採用されていたハイプレッシャーインジェクションシステム

 

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元来、電子制御を必要としないメカニカルインジェクションであるKジェトロの進化形で、O2センサーを装備しており、そのフィードバックによる補正をフューエルデスビに装着されたガバナーで制御し、排ガス対策に貢献しています。

 

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そのフューエルガバナーは、フューエルデスビの左横に装着されているのですが、エンジン不調の原因になったり今回のようにガソリン漏れが発生したりする不具合が存在します。

 

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対処としては、もちろん新品のフューエルガバナーへの交換が必要。

ガバナーを取外すと、その裏面に調整アジャスターが存在していますが、その特性を把握していない限り触らないほうが無難。

もちろん新品交換する際は、基本的には調整する必要はありません。

 

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このガバナー、その存在感に比べて少し値の張る部品なので、ガソリン漏れレベルであれば装着面のOリングで対処…と思いがちですが、その多くは内部漏れへと進行しているケースが殆ど。

配線カプラー部を外して端子部から漏れてきている場合は、本体交換しなければ漏れの完治は見込めないでしょう。

 

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その他にも今回の126は、定番の足回りの各ジョイント部や、各種オイル漏れや…

 

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ブレーキ周りにハブ周りに…と多くのメニューがありましたが、無事全て本日完了です。

 

UG/yoshida



 

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DynaPackによる実測にて800psを軽く上回る821psをマーク。

 

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