システムリーンの原因/VWゴルフ

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チェックエンジン警告ランプが点灯して、エンジンのアイドリング回転も不安定な状態にて診断中の、VWゴルフVです。

アイドリングで停車していると、タコメーターが上下にハンチングしている症状で、テスターでのDTCではシステムリーンが入力されています。

 

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確かにテスターによる実測では、空燃比のアダプションがリーン最大値に達しており、学習をリセットしてもアイドリングでリーン側に偏っていきます。

エンジン回転を上げると普通に吹けあがるので、まず疑わしい外部からの二次エア混入を調べるも、特にエア吸い等の具体的な箇所が見つからないケース

観点を変えて「リーンと誤判断」させている可能性のある電子部品…O2センサーやエアマスセンサー等の可能性もありますが、

 

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エンジン内の負圧が高すぎる等の吸気系の異常が診られる場合は、プレッシャーコントロールバルブ(PCV)不良の可能性が、このエンジンでは多いです。

具体的には内部ダイヤフラムの損傷にて、インテーク内の負圧が保てずに、システムリーン状態に陥ったり、また各シリンダーのミスファイヤをも誘発します。

 

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プレッシャーコントロールバルブ自体、電気的に制御されているパーツでは無いので、診断機による具体的なDTCコードとしては存在しません

これらの不具合診断に対し マニュアル通りテストステップを順番に点検していった結果、ECU制御の実測値や負圧測定にて吸気系の異常値が考えられる場合は、例えばバルブのポートを塞ぐ等のテスト処置にて実測が変化するかで確認診断が可能です。

…過去に何台も経験しているトラブルなので、即座に点検/交換で終了しました…。

 

UG/yoshida



 

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