ESPの警告ランプが点灯している、06yダッジマグナムの作業です。
ESPとはエレクトロニックスタビリティプログラムの略で、ABSとトラクションコントロールシステムを統合した制御で 90年代後半にベンツが最初に採用した横滑り防止装置です。
wiTECH2.0(ワイテック2)によるDTC診断では、ABSユニットにステアリングアングルセンサーの不良が、現在値にて入力。
ステアリングアングルセンサーは、その名のごとくステアリングの角度(現在のハンドルのきれ角度)を検知するセンサーです。
DTCの内容からして単純に、ステアリングアングルセンサーの不具合だけだと判断しがちですが、気になるのはコラム部のステアリングコントロールモジュール(SCM)側にはDTCが存在していない状態。
このステアリングアングルセンサーは、ステアリングコラム部に装着されており、ステアリングコントロールモジュール(SCM)を介して ABSモジュールへCANにて入力されます。
本当にこのアングルセンサーだけの内部不良であれば、SCMのほうにも同じDTCが入力されていても おかしく在りません。
このあたりのトラブルは、90年代後半~2000年代初めのベンツと全く同一の構造にて、当時のベンツでも多く存在した不具合のひとつ。
後にベンツはその過ちを考慮?し、二世代前のEクラスにあたるW211後期モデルより、アングルセンサー一体型のMRMモジュールへと変更しています。
…しかし、クライスラー/ダッジ系では その過ちを継承したままモデルチェンジまで…結論から言えば 今回のマグナムは、更なる診断を進めた結果、ステアリングコントロールモジュール(SCM)の不具合が存在。
このあたりの部位は、各構成部品が 積み重なる様に装着されているが為、各パートによる接触抵抗が起因とされるトラブルへの発展も多い箇所です。
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