始動許可しないワイヤレスイグニッションノード/ダッジデュランゴ

IMG_3721

エンジンが温まった状態でエンジンを止めて、再度スタートしようとするとエンジンが暫くの間かからない…というトラブルにて診断を行った、2012yダッジデュランゴの作業です。

冷間時は症状が発生せず、またエンジンがかからなくなった状態でも暫く休めると、普通にエンジンがかかってしまう症状でした。

上記の不具合症状だけだと、例えばフューエル系のトラブルか?それとも点火系??…かと安易に想像しがちです。

 

IMG_3156

しかしwiTECH2.0(ワイテック2)によるDTC(故障コード)診断では、イモビライザーキーがエンジンコントロールモジュールとミスマッチ…いわゆるイグニッションキーの適合が認識されずセキュリティが作動している状態と判明。

 

IMG_3728

確かにエンジンが始動しない症状が発生している時は、メーターのセキュリティ警告が赤く点滅しています。

上記の内容から、エンジンが始動しない不具合は、セキュリティの誤作動が原因と判断できます。

 

IMG_3155

実際、症状が発生しているときは、イグニッションキーがRUNポジションにあるにも関わらず、セントリーキーリモートエントリーモジュール(SKREEM)の実測は、エンジン停止コマンドを指示しています。

セキュリティに対する誤作動の不具合といっても、その不具合箇所の可能性としては、使用しているキーをはじめワイヤレスイグニッションノードやエンジンのECUであるPCMの不良等、様々な要因が考えられます。

 

IMG_3697

今回は診断を進めていった結果、ワイヤレスイグニッションノード(WIN)の内部不具合と判明。

 

IMG_3720

このエンジンスタートスイッチの箇所がWINになるので、新しく取り寄せた新品のWINと交換作業。

もちろん、ただ新品に交換しただけではECUは起動せず、エンジンはかかりません。

 

IMG_3701

wiTECH2.0を使用して、新しいWINを現車に同期させるためにプログラミング処置を行います。

 

IMG_3702

また、新しく別のWINに交換した際は、今まで使用していたキー全ても再度プログラムして登録しなければいけません。

 

IMG_3718

WIN交換及びプログラム処置後は、同じ条件でもエンジンが始動しない症状は発生せず、SKREEM状態も安定したセキュリティ解除の実測値を示すようになりました。

 

IMG_3719

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジの現行ディーラー診断機であるwiTECH2.0(ワイテック2)は、2018y以降も全車両オンラインによる診断及び修理に対する各種プログラミング作業が可能

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



 

*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

2018y以降対応WiTECH2.0導入 メーカーオンラインライセンス年間契約(Witech及びテックオーソリティ)

フォードIDS/VCM2導入済み

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)オンラインTis完備/各種プログラム可能

ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

 

 

 

SRTヘルキャット×DIABLOの組み合わせで、未知なるDemon(デーモン)スペックの領域へ…

DynaPackによる実測にて、800psを軽く上回る821psをマーク

UGでは各メーカー用DIABLOSPORT/inTune常時在庫しています。

 

 

 

トップページへ戻る