エンジンが温まった状態でエンジンを止めて、再度スタートしようとするとエンジンが暫くの間かからない…というトラブルにて診断を行った、2012yダッジデュランゴの作業です。
冷間時は症状が発生せず、またエンジンがかからなくなった状態でも暫く休めると、普通にエンジンがかかってしまう症状でした。
上記の不具合症状だけだと、例えばフューエル系のトラブルか?それとも点火系??…かと安易に想像しがちです。
しかしwiTECH2.0(ワイテック2)によるDTC(故障コード)診断では、イモビライザーキーがエンジンコントロールモジュールとミスマッチ…いわゆるイグニッションキーの適合が認識されずセキュリティが作動している状態と判明。
確かにエンジンが始動しない症状が発生している時は、メーターのセキュリティ警告が赤く点滅しています。
上記の内容から、エンジンが始動しない不具合は、セキュリティの誤作動が原因と判断できます。
実際、症状が発生しているときは、イグニッションキーがRUNポジションにあるにも関わらず、セントリーキーリモートエントリーモジュール(SKREEM)の実測は、エンジン停止コマンドを指示しています。
セキュリティに対する誤作動の不具合といっても、その不具合箇所の可能性としては、使用しているキーをはじめワイヤレスイグニッションノードやエンジンのECUであるPCMの不良等、様々な要因が考えられます。
今回は診断を進めていった結果、ワイヤレスイグニッションノード(WIN)の内部不具合と判明。
このエンジンスタートスイッチの箇所がWINになるので、新しく取り寄せた新品のWINと交換作業。
もちろん、ただ新品に交換しただけではECUは起動せず、エンジンはかかりません。
wiTECH2.0を使用して、新しいWINを現車に同期させるためにプログラミング処置を行います。
また、新しく別のWINに交換した際は、今まで使用していたキー全ても再度プログラムして登録しなければいけません。
WIN交換及びプログラム処置後は、同じ条件でもエンジンが始動しない症状は発生せず、SKREEM状態も安定したセキュリティ解除の実測値を示すようになりました。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
クライスラー/ダッジの現行ディーラー診断機であるwiTECH2.0(ワイテック2)は、2018y以降も全車両オンラインによる診断及び修理に対する各種プログラミング作業が可能。
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