タイミングベルトの交換依頼でお預かりした、アルファロメオの147です。

 

エンジンはツインスパークの4気筒。

アルファロメオのタイミングベルトは一般的に4気筒で4～5万キロでの交換、V6にいたってはもっと早いスパンで…国産と違って、かなり短めな交換サイクルとなっています。

まだ大丈夫？と交換時期を先延ばししてると、ベルトのコマ飛びを起こし、いとも簡単にバルブクラッシュしてしまうので、このあたりの交換サイクルは、ちゃんと記録して定期的に行うべきメンテナンス。

 

 

タイミングベルトと、アルファロメオの場合は、バランサーベルトに…

 

 

もちろん、ウォーターポンプも同時交換しておきたいところです。

 

 

国産車のような明確な「合いマーク」があるエンジンでは無いので、タイミングベルト交換時は、カムのプロフィールに適合した専用ツールでカムを固定し、ダイヤルゲージで1番シリンダーの正確な上死点を求めます。

 

 

イタリア車全般に言えることですが、特に「バルブタイミング」に重きを置いてるエンジンなので、タイミングベルト自体の固体差や経年劣化による磨耗等を考慮して、カムスプロケット自体に国産のようなノック等の位置決めが存在しません。

ただ「合いマーク」で合わすだけの造りではなく、カムのプロフィールを把握してピストン位置に応じたバルブの作動…本来のバルブタイミング調整が求められ、正確に調整/交換後は本来の吹け上がりが甦ります。

 

 

 

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