ESPランプ点灯のクライスラー300C

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ESP/BAS等の警告ランプが点灯した、2011yクライスラー300C。

ESPとはエレクトリックスタビリティプログラムの略で、いわゆるトラクションコントロール機能(横滑り防止)になります。

 

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ESP点灯の故障履歴をテスターで確認すると、システム電圧低下…それに伴ってCAN/Cエラー(ユニット通信不良)の入力を記憶。

ESPのコントロールは、ABSのユニットで行っており、この300C系の場合は、ABSと明記されたヒューズ(電源)が2箇所あります。

 

 

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ひとつは画像中央の緑色した箱形の、40Aヒュージブルリンク。

主にABSポンプモーター作動用の電源とされるので、より接点容量の大きいヒュージブルリンクが必要になります。

 

 

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そしてもうひとつのABSと明記された、ミニブレードヒューズの25A。

これはユニット(コンピューター)起動用の電源/バックアップ用に設置されてます…が、ご覧のようにミニブレードタイプなので、少ない電流制御なら特に問題ないのですが、25A容量のABSモジュールヒューズとしては、その小さな接点部による接触抵抗の過熱により、通電不良を起こす可能性があります。

 

 

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その接点加熱による通電不良は、ABSユニットそのものの電源供給を妨げる原因になり、前述のようなエラーメッセージを残す原因のひとつと考えられます。(もちろんバッテリーや充電状態は正常と仮定しての話)

それを解決するために、ヒューズタイプの変更を行う改善部品。

既存の25Aのミニブレードヒューズを、ヒュージブルリンクタイプへ変更する作業です。

 

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ヒューズボックス裏を分解して、既存の25A箇所の配線を、使用されていないヒュージブルリンク部へ移設。

 

 

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新たに移設された箇所へ、25Aのヒュージブルリンクを…同じ25Aヒューズですけど、より接点容量の大きいヒューズに変更することで、ミニブレードのような加熱による接触抵抗の問題も解決されます。

 

 

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