オーバーヒートトラブルで入庫した、フィアット500。
オーナー様いわく、走行中オーバーヒートに気づいたが、自宅まで数キロだったのでそのまま走行。
自宅到着直前にて、エンジンの調子を崩して…そのままエンスト。
もう少し…と無理をしたせいで、虚しくもヘッドガスケットが抜けてしまった状態。
残念ながらシリンダーヘッドを取り外して、内燃機の点検になります。
今回のオーバーヒートの根本の原因と考えられる、サーモスタットハウジングに装着されたヒーターホースジョイント部の破損。
このプラスチック樹脂性のジョイントが破損してホースが外れ、そこから冷却水が漏れて…この状態であれば、このハウジングを交換するだけで解決
…のはずですが、そのまま無理に走行したがために、ヒート状態を継続したシリンダーヘッド面は歪みも発生。
不幸中の幸いは、ブロック側の損傷は見受けられないので、ヘッドの修整研磨プラスO/H作業で修理できそうです。
…しかしヒート状態での無理な走行による、その代償は…。
UG/yoshida
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