エアコンのコンプレッサーが焼きついた…ということで入庫してきた、95yGMCのサファリ/ハイルーフ。
コンプレッサーの焼きつき＝コンプレッサーの交換という内容になりますが…
エアコン配管の途中に装着される、オリフィスチューブ。
GM系の車のエアコンは、エキスパンションバルブが存在しない、オリフィス式を採用していますが、現車のオリフィスチューブを確認すると、画像のように鉄粉が…。
このような状態だと、コンプレッサー交換しても配管内に残留している鉄粉により、すぐにまたコンプレッサーが焼きつく可能性が高く危険なので、各配管類やコンデンサー等を洗浄する必要性があります。
ちなみにオリフィスチューブは高圧ライン内のエバポレーターの直前に装着され、このオリフィスチューブをさかいに高圧→低圧となります。
その機能としてはエキスパンションバルブと同じ役割をし、高圧ラインに装着されたオリフィス部で冷媒を一気に噴射して、エバポレーターを冷やします。
オリフィスチューブは見ての通り、その機能上とても詰まりやすく、それによってエアコンの効きが悪くなったりする原因箇所のひとつにあげられます。
部品代もかなり安価なので、エアコンガスの入替と同時に定期的に交換しておいてもいいかと思います。
UG/yoshida
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