業者様より修理お預かりした、05yクライスラー300C5.7HEMIです。
故障内容は、エンジンを始動した後、キーをACCに戻してもタコメーター等は0に落ちるがエンジンがかかったまま。
…そしてさらに症状が悪化してくると、キーをオフにして更にキーを抜いても、エンジンだけがかかったままで止めることが出来ず…。
誰しもが真っ先に怪しいと思う、キーシリンダーで廻されるイグニッションスイッチ。
しかし、この症状が発生すると、キーシリンダー裏のイグニッションスイッチの配線カプラーを外しても、エンジンが止まらないという謎の症状。
配線を測定すると、本来キーオン位置にて電源が供給されるべき配線に、どこからか電気が回り込んで、キー位置とは関係なしにオン電源が流れていると判明。
回路図を頼りに配線を測定していくと、イグニッションスイッチのON配線に電気を流している箇所は、SKREM(セントリーキーリモートエントリーモジュール)からの配線と判明。
何故このSKREMから?という原因を更に追いかけると、 このモジュールにキーON入力されるべき配線に、分岐タップで後付の配線が結線されていました。
…その配線を追いかけると、オーディオやナビ等の取付時に必要なCANBUSアダプターからのACC出力線と結線。
本来、後付けのオーディオやナビを取り付ける際、ACCや車速等の電源を確保するために、こういったアダプターを使用してCANラインより各電源を取り出すのに必要な部品。
ここから先は、おそらく想像ですが…過去にオーディオやナビが起動しなくなり、調べてみるとACC電源がきていないと判断。
ヒューズ等を調べても問題なく…実はこの時点でCANBUSアダプターの内部不良なのですが、その際にそのこと及び存在を知ってか知らずか、他にACC電源が無いか?と調べて、事もあろうかSKREMユニットに入力されるキーON電源より分岐で入力。
それで解決すべきが、内部不良を起こしているCANBUSアダプターのACC出力線に強制的に外部からACCを入力させてしまっているので、時間の経過でユニット内部がさらに悪化して、本来ACC出力されないだけのトラブルを起こしていたアダプターが、内部損傷により時折そのACC出力線から常時電源が出力されてしまい今回の症状が発生。
結論から言えば、この状態ではCANBUSアダプターの不良により交換が必要で、他のACCが流れている配線…特に各主要ECUへの電源供給配線等からの分岐結線は決して行わないよう、配線に対する理解が必要です。
UG/yoshida
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