業者様より修理依頼でお預かりした、04yモデルのクライスラーPTクルーザーです。
不具合内容は、エンジン始動中に時折、エアバッグの警告ランプが点いたり消えたり…。
メモリーされているDTCは、シートのサイドエアバッグスクイブ(点火回路)が抵抗値過大。
テスターにて各エアバッグスクイブの実測を確認すると、確かに時折、DTC入力されているサイドエアバッグスクイブの抵抗値が7Ω以上を示す時がある状態。
こういったシートエアバッグの抵抗値が大きくなる原因として、真っ先に思い浮かぶのはシート下あたりに存在する接続カプラー部。
シートを前後動かすことにより、シート下の配線も動くので、接続カプラー部での接触抵抗が発生しやすく…今回も「このパターン」と思いきや、その箇所を改善してみても状況変化せず。
シートサイドエアバックが常に過大抵抗になっている状態では無いので、おそらく何処かの接触抵抗もしくは…ということで、シートを外して診断すると
思わぬ箇所での配線ダメージによる、真の抵抗過大要因が発覚しました。
UG/yoshida
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