オイル漏れ修理の注意点/ベンツG500

 

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ブレーキのディスクローター及びパッド交換と、各部オイル漏れ修理でお預かりしていた、W463型ベンツG500です。

M113型V8エンジンと722.6型5速ATを組み合わせたモデルで、オイル漏れ箇所は定番のATミッションのエレクトロカプラー部と

 

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エンジンのタペットカバー部より発生しています。

特にタペットカバー部のオイル漏れは、漏れて垂れてきたオイルがEXマニに付着して、異臭と煙が発生してきています。

 

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修理内容としては、エンジンからタペットカバーを取外し、特に損傷等が無ければシリンダーヘッドとの接合面にあるシールパッキンの取替です。

取外したタペットカバーは、更にブローバイケース部も分解し、洗浄油で綺麗にします。

 

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ここで注意しなければいけないのは、シールパッキンが装着される箇所である溝部の状態

このM113系エンジンに使用されていたタペットカバーは、マグネシウム系の金属で成形されており、そのせいか金属腐食の進行が早い傾向にあります。

特にシールパッキンが装着される溝部箇所の腐食は、古いパッキンの表面材質がこびり付きやすく、その状態では新しいパッキンに取り替えてもすぐにオイル漏れが発生してきます。

 

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ワイヤーブラシ等ではなかなか取れないので、溝部にあった細いマイナスドライバー等で、シールパッキンが当る溝部面を金属肌が見える状態に削り落とす…という地道な作業が必要です。

また、腐食の進行具合によっては、タペットカバー自体の交換必要なケースも稀に存在し、そのケースの多くは「タペットカバーのオイル漏れ」状態を長期間放置していた車両によく見られます。

 

UG/yoshida



 

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