PSMポンプトラブルによるリサイクルパーツの活用/ポルシェカイエン

 

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PSMの警告メッセージが点灯したままの状態に陥った、9PA型ポルシェカイエンターボの修理です。

PSMとはポルシェスタビリティマネージメントシステムの略で、ESPと同じくABSとトラクションコントロールシステムを統合した制御を行う、横滑り防止装置です。

 

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テスターでDTC診断すると、ハイドロリックポンプのエラーが現在値で入力されている状態。

回路図をもとに現車の診断を進めていくと、結果ハイドロリックポンプ本体の交換が必要と判明。

 

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PSMハイドロリックユニットは、エンジンを制御するDMEユニットの真下に鎮座されており、ワイパーカウル等を取外せばその全貌が確認出来ます。

但し、取外すには真上に上げるスペースしか無く、ブレーキパイピングが覆いかぶさっているので、少し無理しなければ…。

 

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このPSMハイドロリックユニットは、交換する際はエレクトリカルユニットとセットになる為にコーディング(プログラミング)が必要

その為、現在ではポルシェジャパンからの入手は出来ない(外販禁止部品)とされており、そのプライスも30万オーバー。

 

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と言うことで今回は、中古部品を手配して組替利用する手法で修理の実行。

 

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不具合が発生しているのはハイドロリックポンプ部なので、お互いのエレクトリカル部位を取外して組替え、ハイドロリックポンプのみを中古部品にて使用

 

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エレクトリカル部位はもとのパーツを使用しているので、コーディング等のプログラムも必要無く、もちろん中古部品なので金額もかなり低く抑えることが出来ました。

 

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組替えをしたPSMユニットを装着し、テスターによる各種設定と作動値の確認

無事正常復帰し、本日修理完了です。

 

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UG/yoshida



 

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