エンジンマウント及びファンベルト交換作業にて、業者様よりお預かりしている、W216型ベンツCL600です。
共に消耗品として基本的な部品ですが、SクラスのエンジンルームといえどもV型12気筒&ツインターボを搭載した600の整備性…。
昔からベンツは整備性を考慮した設計が為されていますが、さすがに600のエンジンルームでは一筋縄ではいきません。
タービンの下に位置するエンジンマウントは、他のエンジンに比べ熱による影響が大きく、V8エンジンに比べて劣化の進行が早く感じられます。
しかしV12気筒というスペックによる静寂性の高さにより、少々の劣化進行では体感症状を訴えるオーナー様も少なく思います。
今回のCLの取外したエンジンマウントを、新品部品と比べると、そのヘタリ具合によるマウント高の違いが一目瞭然。
実際、マウントのカバーを取外すと、内部に封入されているオイルが漏れてきており、マウントとしての機能が損なわれている状態です。
左右のエンジンマウントと合せて、ミッションリアに位置するマウントも同時交換。
マウント交換後は、誰が乗ってもビフォー&アフターの違いが体感でき、より静寂性の復元が期待できます。
マウント交換によりエンジンが搭載される位置(高さ)も正常になり、実際インテークダクトのジャバラを伸ばさないと装着出来ないくらい変化しました。
続いてファンベルトの交換ですが、エンジンマウント同様に狭いエンジンルームなので、アプローチする為にはいろいろと順番に外してスペースの確保が必要…。
エンジンルームの狭さゆえ、エンジン内の熱気も高く=こういったベルト類の劣化も促進されやすく、今回のCLのベルトも無数にヒビ割れが存在して危険な状態。
特にV12エンジン搭載車は、そのエンジンスペックがゆえスムーズに回転するので、「調子がいいから悪いところが無い」と判断されているオーナー様も多いように感じます。
しかし実際は、その体感とは裏腹に消耗部位の劣化進行は早いので、定期的な点検による消耗品のこまめなチェックを、他のモデルに比べてよりシビアに行う必要性があります。
UG/yoshida
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