エンジンのオイル消費により ミスファイヤーが発生する、07yキャデラックエスカレード。
この車両は 右バンク側がオイル消費によりスパークプラグがかぶってしまい、エンジン不調&チェックランプが点灯し、特に朝一番の始動時には 白煙も発生しています。
こういったオイル消費の原因は一般的に、バルブシールの劣化や バルブガイドのガタによる シリンダーヘッド側の原因である「オイル下がり」や、ピストンリング(オイルリング)の劣化による ブロック側に原因がある「オイル上がり」が考えられます。
いずれにしても エンジン内部に着手しなければいけない事案なので、まずは比較的容易に取外せるヘッド側をチェックするも、特にバルブシールやガイドの決定的な不具合が 存在しないケース。
しかし、インテークマニを取外した際に、異常にインテークマニ内部にオイルが混入している場合は、「オイル下がりor上がり」では無く PCVシステムに問題があるかもしれません。
特にこのエンジンの場合、左バンク側のPCVシステムより、ブローバイガスと一緒に オイルがインテークマニ内部へ引き込まれる可能性があります。
インテークマニ内部の底部に、過剰にエンジンオイルが溜まっている場合は、左バンク側バルブカバーのブローバイ口より エンジンオイルが引き込まれていると予測できます。
この左バンク側ブローバイホースは、インテークマニ上部に接続されて、その位置的に引き込まれたエンジンオイルが右バンク側中央ポートへと誘導されやすいのでは?と判断。
実はこのトラブルに対し、メーカーのサービスブルティンによると、部品変更されたバルブカバーへの交換がアナウンスされています。
新しい品番のバルブカバーは、オイルがインテークマニ内部へ引き込まれるのを防止するために、再配置されたPCVドレンホールが存在します。
明らかに インテークマニからオイルが引き込まれていることだけが「オイル消費」の原因であれば、おそらくこのバルブカバーに原因があるかと予測できます。
…しかし、それ以外にも オイル消費を引き起こす可能性のある 他の原因が、このエンジンには存在し…、その場合は クランクケース内のAFMバルブに対する対策や、最悪 ピストンリングの交換が必要になる場合も あるかもしれません。(TSB情報より画像添付)
UG/yoshida
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