電動ファントラブルによる水漏れ…/ダッジマグナム

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お盆休み前にエンジンオイル交換にてお越しいただいた、2006yダッジマグナム6.1L/SRT。

 

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オイルを排出する為に、リフトに上げてみると、アンダーカバーに冷却水の垂れた痕跡が…。

 

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アンダーカバーを取外すと、エンジンのフロント側より冷却水の洩れ痕が確認できます。

 

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ウォーターポンプ周辺から漏れてきているのは明らかなのですが、

 

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よく観察するとタイミングケースとエンジンブロック接合面からの漏れも怪しい状態です。

 

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この状態で連休中乗ることは危険なので、お預かりしてまずウォーターポンプを取外し。

 

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さらにエンジンのタイミングケースも取外して、ウォーターラインの状態を確認します。

 

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これが取外したエンジンのタイミングケースですが、

 

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ウォーターライン接合面はガスケットが劣化して、シール機能が果たせていない状態なのが伺えます。

 

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タイミングケースを綺麗に洗浄して、新しいシールを組み付けた状態では、画像のようにシールの膨らみが存在し接合面に対するシール機能を果たしています。

 

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もちろん、ウォーターポンプやサーモスタットも新品へと交換して、

 

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全てを組み付けた後に冷却水を充填し、エンジンを廻して漏れの有無を確認

適温まで上昇して圧力がかかった状態でも漏れは完治しているのですが、どうも冷却水温度が一定値に安定せず不安定

 

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その原因はエンジンファンの片側が正常に作動せず、ラジエターの冷却効率が低下しているものと判明。

エンジンファンのトラブルにより水温が安定せず、その負担によって劣化している箇所から漏れが発生…という結果になったと予測できます。

 

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ちなみにもう一台、オーバーヒートでお預かりしている2005yダッジマグナムのV6/3.5L。

こちらは全くエンジンファンが廻らない状態が原因でヒートしたのですが、確認するとラジエターから冷却水の漏れ痕も発生

 

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同じくファン作動の不具合による水温上昇で圧力が異常に上がり、弱っていたラジエターも逝ってしまったというシナリオ。

嫌らしいのは欧州車と違い、ファンが正常作動しない常態であってもそのステージによって迅速にチェックエンジン等の警告が点灯する訳では無いので、オーナー様がその異常に気付くのが遅れ、昨今の猛暑に耐え切れずに冷却水漏れへと発展…連続して似たようなトラブルのマグナムでした。

 

UG/yoshida



 

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