タイミングケースからの冷却水漏れ/クライスラー300

冷却水漏れトラブルにて、ご入庫/修理を行った、2006yクライスラー300ツーリングの作業です。

V6/3.5リッターエンジンが搭載されたモデルで、エンジンのフロントタイミングケース部より冷却水が漏れてきています。

 

この3.5Lエンジンではタイミングベルトによるカムシャフト駆動を行っており、他のタイミングベルト式と同様にウォーターポンプもタイミングケース内で同ベルトにて駆動しています。

 

タイミングケース内より冷却水漏れ=ケース内にあるウォーターポンプからの漏れと安易に予測しがちですが、この車両の場合、更にケースの裏側…。

 

このエンジンではウォーターポンプが直接エンジンブロックに装着されておらず、アルミ製のタイミングケースをサンドイッチする形でマウントされています。

その為、タイミングケース裏側とエンジンブロックとの接合面にも、冷却水通路のシールパッキンが装着され、年式的な劣化によりシール機能が果たせなくなると今回の様に冷却水が漏れてきます。

 

このタイミングケース部を取り外すには、カムシャフトのスプロケットギアを外さなければいけないのですが、このボルトが異常に長いため、カムシャフトを後方にずらさなければ抜くことが出来ません。

その為、インテークマニAssyを取り外してバルブカバーをめくり、更にロッカーアーム等を取り外してカムシャフトを後方へ動かせる状態に。

 

ウォーターポンプでサンドイッチされているタイミングケースのウォーターラインにあるシールをリフレッシュし、エンジンブロックへと組み付け作業。

今回のタイミングで交換可能なカムシャフトのフロントオイルシール等も、同様にリフレッシュ。

 

あとはウォーターポンプや各スプロケットギアを元通りに組み付け、もちろんタイミングベルト類も新調して完了です。

 

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジ系だけでも年間実に400件近い各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2020y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績388台)

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備

フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)/ForSCAN完備

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/VCDS等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

UGオリジナル日本仕様シーケンシャルテールランプを更にアップデート バイシーケンシャルテールランプ

トップページへ戻る