ステアリング操作を行うと途中でひっかかる感じで重くなる…という症状が発生する、2007yリンカーンナビゲーターの修理です。
具体的には約90度程度ステアリングを廻した際に重くひっかかり、それを越すとまた90度くらいで同様に…。
ポンプやギアボックスのパワーステアリング油圧トラブルにて操作時に重くなる=パワーステアリングが効かなくなるトラブル等も考えられますが、今回のナビゲーターでは「90度毎に発生する」という症状から、ステアリングシャフトの不良が濃厚と判断。
実際、車両をリフトアップしてフロントタイヤに負荷がかかっていない状態=パワーステアリングの油圧制御が作用していない状態でのステアリング操作でも、上記症状が確認できたので、ステアリング回転動作における機械不具合によることは明白です。
ステアリングからギアボックスまでを連結するステアリングシャフトは、回転時の角度変化に対する継手部分にユニバーサルジョイントを使用しています。
ユニバーサルジョイントは別名カルダンジョイントとも呼ばれ十字形のクロススパイダを用いた自在継手。
その構造上、入力軸と出力軸に対し90度位相のズレた回転速度が伝わる構造となります。
このクロススパイダ部のベアリングが損傷しジョイント部の動きが損なわれると、上記の様に90度位相にて回転速度が伝わらなくなる=動きが重い/ひっかかる様な症状が発生します。
特にエンジンルーム側にあるステアリングシャフトは、室内コラム側シャフトと比べ熱や外的水分等によって劣化する可能性が高く、今回のナビゲーターも一箇所のスパイダベアリングが固着している状態でした。
新しいステアリングシャフトへと組み換え後は、先のひっかかるような危険な違和感も無く、スムーズにステアリング操作が可能となりました。
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