ステアリングシャフトのジョイント劣化/リンカーンナビゲーター

ステアリング操作時に「ひっかかる」違和感がたまに感じる…2009yリンカーンナビゲーターの作業です。

ステアリングを廻す回転運動はラック&ピニオンのギアボックスにて直線動作に変換され、フロントのサイドロッドを操作して旋回動作を行いますが、この一連の動きを妨げる負荷/抵抗が何れかの箇所で発生しているものと考えられます。

 

例えばステアリングの回転運動はシャフトを伝ってギアボックスに連動されますが、ラックギア側に付くシャフトの前後連結部にはユニバーサルジョイントが使用されています。

 

ユニバーサルジョイントによってシャフトに「角度」を持たせて回転動作を伝達していますが、ユニバーサルジョイントのような十字継手は角度が付くと入力側と出力側に回転速度の差異が生じます。

 

その為劣化によって十字継手の動きが悪くなると、その差異による90度毎に発生する抵抗感の増大/ベアリング損傷による固着等により上手く回転運動が伝達できず、先のような不具合症状が酷くなります。

 

ナビゲーターのステアリングシャフトトラブルは比較的事例も多く、年数の経過した車両では予防整備で事前に交換しておくのもいいかもしれません。

 

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