ミッションジャダー症状の原因と対処/キャデラックCT6

ミッションジャダー症状が発生するという内容にて、業者様より修理ご入庫頂いた、2016yキャデラックCT6の作業です。

 

少し分かり難い体感症状でしたが、特に高速道路での巡航走行では常に「ユサユサ」した感じで、一般道路等でもゆっくりした加速時等に感じるものがあります。

 

このCT6には電子制御式8速縦置きATである8L90ミッションが搭載されており、この8L90や8L45系ミッションではトルクコンバータークラッチ(TCC)が原因となるジャダーが発生してしまう事例があります。

 

定常走行で軽いスロットル加速中(ギアが変速しない状態での加速度)に車両が揺れる/震えるような症状に対し、TCCジャダーが原因である2016y~2018yのCT6では、適切なフルード交換手順を完了する必要があるとメーカーのサービスブルティンではアナウンスされています。

 

本来は専用のチェンジャーを接続して、圧送による全容量のフルード交換が必要なのですが、弊社に設備が無いのでオイルパン脱着によるフルード交換を数回繰り返して行うことに

 

ブルティン上ではMobil1製のHPフルードを使用することが義務付けられており、既存のミッション内フルードを全容量入替するように指示されています。

ちなみにこのHPフルード、ディーラーでの販売価格¥7700/ℓと非常に高額なATFとなります。

 

8L系ミッションでは、オイルフィラーはミッションケース右側面に設置され、グロメットを取り外してフルードを充填。

 

ミッションフルード温度を測定して、規定温度にてフロー…状況にもよりますが一回のオイルパン脱着で約7リッター以上必要、ある程度エンジンを廻した後に再度オイルパンを取り外して…そのスパンを繰り返すことになります。

 

当初は3回繰り返す予定でしたが高額なATFの予算的に…今回は2回交換にて終了。

それでも当初に比べて気になるジャダー症状も、かなり改善された体感が得られました。

 

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