パワーステアリングとクーラントサーモスタットの関係/キャデラックXT5

チェックエンジン警告点灯と共にパワーステアリングのアシスト低下を警告するメッセージが表示された、2018yキャデラックXT5の診断事例です。

 

テスターによるDTC(故障コード)ディスプレイを確認すると、パワーステアリングコントロールモジュールはエンジンコントロールモジュールから無効なデータ受信のみ検知されている状態です。

 

エンジンコントロールモジュールからの無効なデータ受信によってパワーステアリング制御が妨げられている状態なのですが、エンジンコントロールモジュールが検知しているDTCはP0128/冷却水温度がサーモスタット調整温度未満であるコードのみとなります。

上記DTCは、例えばサーモスタット弁作動の不良によって暖気時間超過(サーモスタットのリークによる水温上昇の妨げ)を検知する内容となりますが、パワーステアリング制御に直接影響する不具合ではありません。

 

このDTC/P0128はステアリングシステムに関連するコードではありませんが、車両診断ネットワークによってECM(エンジンコントロールモジュール)が冷却水温度を誤って測定している可能性もあると判断されます。

それによって万が一、検出されない過熱状態が発生した場合にステアリングギアを保護することを想定し、サービスステアリングメッセージをオンにする機能が働きます。

 

上記制御回路によって、冷却水温の不具合を検知するとパワーステアリング制御に影響を及ぼすこととなり、特に夏場は正常維持していてもまた外気温が下がる季節になると検知される可能性が高くなります。(サーモスタットリークによる暖気運転時間)

 

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