インジェクター回路不良の真相/キャデラックエスカレード

エンジンが始動するとチェックエンジン警告ランプが点滅して、かなりエンジンの調子の悪い、2009yキャデラックエスカレードハイブリッドの修理です。

体感的には、何れかの気筒が失火しているような症状です。

 

テスターにてDTC(故障コード)を確認すると、No2シリンダーのインジェクターコントロール回路の不具合を検知しています。

 

No2シリンダーのインジェクターが機能していないため、No2シリンダーへ燃料が供給されずに失火継続をし、不調症状を体感している状態です。

 

上記テスター診断でのDTC及び実測の結果では、No2シリンダーのインジェクター不良と予測してしまう内容ですが、現車のNo2インジェクターコントロール配線を測定すると、制御信号が全く供給されていません。

 

制御信号がきていない状態なので、例えば仮に新品のインジェクターに交換しても状況が変わることはありません。

ECMからインジェクターまでの配線にショートや断線が存在していないか、更に配線の測定点検を進行していきます。

 

結果、今回のエスカレードではエンジンを制御するECM本体から制御信号が出力されていない=ECM内部でのNo2インジェクター回路断線の為、新たなECMへの交換対処となります。

 

新品部品はキャリブレーションが未設定状態である為、取り付け後はプログラミング処理を実行しなければ起動しません。

 

ハイブリッドモデルの場合、ECMのプログラミング時は、他の主要なECUを含めたシーケンシャルプログラミングを選択することになります。

 

それに伴って他の主要ECMもアップデートされるため、例えばEBCMの再初期化等のプロセスも場合によっては必要となります。

 

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