カムシャフトのバリエータコントロールソレノイドバルブ/フェラーリF430

チェックエンジン警告ランプが点灯した状態に陥った、フェラーリF430の点検修理作業です。

 

テスターで入力されているDTC(故障コード)を確認すると、バンク2側のEXカムシャフトコントロール回路の不具合を、アクティブモード(現在進行形)にて検知されています。

 

可変バルブタイミング機能により、各バンクにカムシャフトのバリエータコントロールソレノイドバルブがIN/EX双方に装備されています。

 

現車は左バンク側のEXバリエータコントロールソレノイドバルブの回路不良によって、左バンクカムシャフトの位相角実測が機能していない数値を示しています。

 

F430のカムシャフトアクチュエーターは、バルブカバー内部に設置されている為、バルブカバーを取り外さなければ交換作業が行えません。

 

ソレノイドバルブの配線を測定する為に端子を取り外すと、アクチュエーター内部からリークしてきたであろうエンジンオイルで、少し湿った状態でした。

 

電源等は正常であったので端子をクリーニングして再装着した後は、接点の復活により先の実測値も正常に復帰

 

何れにしても端子へのオイルリーク=該当するバリエータコントロールソレノイドバルブ交換がベストですが、暫くはこの状態で様子を診ていただくことになりました。

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