ECMの交換とプログラミング/キャデラックXTS

走行中、暫くすると各種警告表示が点灯し、ミッションの変速制御まで行わなくなるという、2013yキャデラックXTSの作業です。

 

DTC(故障コード)を確認すると、各主要なECUに「エンジンコントロールモジュールとの通信途絶」が履歴検知されています。

 

ECM(エンジンコントロールモジュール)を疑う前に、まずはエンジンルーム内のヒューズ端子の状態をチェックします。

 

というのも2013yXTSに関しては、特定のヒューズ端子の接触不具合によって、各種不具合やネットワークエラーを検知する事例が存在します。

 

結果、特にそのあたりの問題は確認できなかったので、新たなECM(エンジンコントロールモジュール)へと組替作業の進行です。

 

もちろん新品部品のECMは、キャリブレーションが未認識状態のままなので、取り付けただけではECMは起動せず=制御を行いません。

 

GMサーバーへとアクセスし、オンラインにて車両に取り付けた新たなECMのプログラミングを進行します。

 

無事プログラミング成功後はエンジン始動…とはならず、車両側のセキュリティと同期がとれていないので未だ始動出来ません。

 

この後のイモビライザーの学習やクランクシャフトポジション学習といった初期設定も、メーカーサーバーへのアクセスによるオンライン作業が必須となります。

 

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