走行しているとシフト表示がおかしくなり、ミッションの変速制御不良が発生してしまう、2015yフォードエクスプローラーの修理です。
検知されているDTC(故障コード)はATシフトのレンジセンサー回路の不良、一般的にはシフトレンジセンサーの不良と予測する内容です。
しかし現車は昨年末に弊社にて同様の不具合でレンジセンサーを交換しており、その後は暫く正常に制御していた模様ですが、また数か月も経過しないうちに再発してしまった案件です。
詳細はこちら→シフトレンジ表示非点灯に伴うAT制御不良/フォードエクスプローラー – UG メンテナンス工場
このミッションのシフトレンジセンサーは、AT内部に設置されています。
交換したセンサーの不良が無いとは言い切れませんが、その可能性は低いので他の原因について検証していきます。
シフトポジションを監視するセンサーの回路は、シフトソレノイド等も含めてミッション内部に集約され、車両側のTCM(トランスミッションコントロールモジュール)へと配線されます。
その為ミッション内部には、それらの電子部品に対する回路として基盤が存在するのですが、この基盤回路の通電不良等によって一部の回路が成立しなくなる可能性は十分考えられます。
今回の場合は、シフトレンジセンサーの回路が基盤内で通電不良が発生し、センサーの監視信号をTCMへと供給できなくなり=ミッション変速制御不良へとなっているものと考えられます。
上記結果より今回のようなシフトレンジセンサーの他、シフトソレノイド等のミッション内部電子部品不良によって交換する際は、走行距離等の劣化具合によってはサーキットボードも同時に交換しておいた方が良いかもしれません。
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