走行中に電気系統故障のエラーメッセージが表示され、エンジンが始動不可能に陥った、2019yアウディA7の修理作業です。
症状的にはオルタネーターの充電不良によって、バッテリーが放電してしまった状態です。
簡易スキャナーでDTC(故障コード)を確認すると、スターターオルタネーターECUの故障が現在値にて検知されています。
現車は通常の12Vバッテリーとは別に、48V電源システムを備えたマイルドハイブリッドモデルとなります。
アウディのMHEV(マイルドハイブリッド)は、48Vスターターオルタネーターをベルト駆動させて補助モーターの役割を果たしていますが、今回のトラブルはスターターオルタネーターの内部故障によって先の症状が発生しています。
エンジンルームのスペースが著しく狭い為、交換作業時に伴ってフロントフェイス廻りを全て取り外します。
非常に高額な水冷式48Vスターターオルタネーター、もちろん非分解構造なので新品部品と組換え作業となります。
また、今回のオルタネーター損傷の原因となっていたか否かは不明ですが、冷却水漏れの痕跡も診うけられたので、ウォーターポンプやサーモスタット等も同時にリフレッシュです。
このスターターオルタネーターはネットワークで構成されるECUのひとつとなるので、新品部品へと交換した後はコーディング作業によるプログラミングが必須となります。
しかしコーディングが無事成功した後も、48Vバッテリーが完全放電により保護モードに入っているので、48V充電が開始されません。
ECU一体の48Vバッテリーのアダプテーション処置を実行してロック解除を行うと、スターターオルタネーターの48V充電が開始作動。
48Vバッテリーのチャージステータスも順調に上昇するのを確認して作業完了です。
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