エンジン始動中に「充電システム異常」の警告メッセージが表示され、バッテリー電圧の低下症状が発生する、C6モデル/シボレーコルベットの修理作業です。
テスターでDTC(故障コード)を確認すると、ジェネレーターのLターミナル回路に対する不具合が検知されています。
エンジン回転中はベルト駆動によってオルタネーター(ジェネレーター)が回転しバッテリーの充電制御を行う訳ですが、現車はオルタネーターのLターミナル回路に不具合が発生している為=オルタネーターの充電制御が行えない症状です。
オルタネーターのLターミナル回路ステータスをテスターで確認すると、電源ショートが実測で検知されています。
オルタネーターのターミナルにはL端子及びF端子が接続され、ECM(エンジンコントロールモジュール)の監視によって制御されています。
上記実測ステータスの示すショート検知の原因となる箇所、具体的にはまずターミナルハーネスの損傷(端子の損傷やハーネス間のショート等)をまず調べていきます。
上記ハーネス等やオルタネーター本体に問題が存在していない場合、充電制御を行うECMの不具合も考えられ、実際ECM制御不良によって充電制御が行えなくなる事例も多々存在します。
今回のC6ではもう一点気になる箇所が、意外かもしれませんがスターターモーターのB端子の状態。
少し見難いですが、スターターモーターのB端子が黒く焼けてしまっているのが確認出来ます。
それによってオルタネーターB端子の発生電圧とバッテリープラス端子の電圧値に差異が発生しています。
バッテリーのプラスハーネスはスターターモーターのB端子へと接続され、そのB端子にてオルタネーター側のB端子と共締めされています。
スターターモーター自体の劣化等によってB端子側接続部が損傷すると、オルタネーターB端子とバッテリー側B端子との接合不良が発生し、オルタネーターからの発生電圧がバッテリー側へと導かれない→充電制御不良へと陥ります。
上記内容により、充電不良=オルタネーターの不良とは一概に結論付けるのは危険で、その回路に対する測定診断が重要となります。
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