
エンジンを始動して約2~30分程度走行した後のエンジン適温状態あたりから、停車時のシフトダウンショックが顕著に現れだす、2015yキャデラックエスカレードの診断です。
ミッションは電子制御式8速ATで、テスターでDTC(故障コード)を確認しても特にエラーは検知していません。

気になるのはATフルードの温度表示がおかしく、例えば始動して数分経過しても殆ど温度が上がっていない表示をしたり、それなりに温度が上がっているにもかかわらず信号待ち等の停車時に急にフルード温度値が10度以上低下したり…明らかに実測ではあり得ないと考えられる数値を検知/表示しています。

問題のシフト症状に対しDTCも検知していないことから各シフト制御ラーニングを試みようとしても、ATフルード検知値が安定していないのでプロセス進行の妨げになります。

交換が妥当と判断するATフルード温度センサーは、バルブブロックに装着されるエレクトリカルボードに内蔵されています。

特にこのモデルのエスカレードでは、エレクトリカルパーツの部品変更に伴い、エレクトリカルコネクターも同時交換が必要となります。


その為、車両よりバルブボディを取り外して、変更されたエレクトリカルパーツを組み替える作業となります。


作業完了後は適格なATフルード値を示すようになり、サービス高速ラーニングプロセス等も無事完了。
ロードテストで先の症状も発生しなくなったので、暫く様子を診てもらうことになります。
その為プロセスに従って各種セットアップ作業を完了し、無事現車のBCMとして正常に起動し始めます。
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