古くからサーキットを舞台に活躍し、60年代半ばよりFIの参戦を続けているマクラーレン。
そのフォーミュラー1で培ったテクノロジーを投入した、マクラーレンのロードカー部門として設立されたハイパフォーマンスカーメーカー、マクラーレンオートモーティブ。
今回入庫してきたのは、クラス最軽量と最高のパワーウエイトレシオスペックである570S。
リアフードを取外すと、所狭しとミッドマウントされたV8ツインターボのパワーユニット。
今回の作業は、メンテナンスの基本である、エンジンオイルの交換作業。
…といっても、基本ディーラーでは全ての部品が外販をしない方針を貫いており、たかがエレメントやドレンボルトといった部品の入手すら困難なメーカー。
リフトに上げると、フルフラット化されたアンダーパネル。
そのパネルを取外すと、ドライサンプ式のツインターボV8エンジンの下部が伺えます。
オイルパンとオイルタンク双方のドレンボルトを取外し、オイルの排出。
オイルエレメントも交換し、新たにオイルを注入後は、適正油温の条件を満たした状態での電子ゲージによるオイル量の測定/調整。
当たり前のように装着されているカーボン製ディスク、消耗品であるディスクローター1枚で、もしかしたら安い国産車1台分くらいはするのかもしれません。
UG/yoshida
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