ミッションの変速がおかしいということで、お預かりした、06yダッジマグナム2.7V6です。
実際、試乗してみると、3速までは普通ですが、4速にシフトアップすると駆動力が抜けるような症状が発生。
診断していくとTCM(ミッションコントロールモジュール)より4速へのターゲットギアに対し、バルブボディ内のシフトソレノイドは作動するのですが、内部リークしているような症状でアウトプットシャフトにトルク伝達がなされず、TCMがエラーを感知して3速に戻してDTC入力と警告ランプの点灯。
電子制御部の可能性が無いでもないですが、バルブボディ等いずれかのハイドロリック系統での内部リーク…いずれにしてもバルブボディを取外さないと、その原因には辿り着けません。
しかし現車は既に10万マイル以上の走行距離、あわせてATFの劣化具合を考慮すると、内部ディスク等の磨耗も容易に想像できるコンディション。
そういった状況を考えると、修理内容的にはAT本体のオーバーホール、もしくはリビルトミッションへの載せ替えなどが妥当な判断。
しかし双方いずれの選択も金銭的な負担は大きいので、もうひとつの選択肢としてお勧めしたのが中古ミッションへの載せ替え。
もちろん中古品なので、後の耐久性等の保証は?ですが、なるべく使用時間の短い良品を選択することが大事。
今回UGにて取り寄せた中古ATミッションは、5万キロ走行使用と距離的にも安心して使用できる中古品を選択。
もちろん中古なので、念のため消耗品である内部フィルター等の交換を行い、本日無事テスト走行もOKでした。
余談ですが、マグナム/300C系のミッションで気をつけなくてはならないのが、ゲージパイプのグロメット部。
このグロメット部よりAT内に水が混入し、ミッション内部を破壊するトラブルがあるので、AT脱着などでゲージパイプを取外す際は、必ずこのグロメットを交換するだけではなくシール処理が必要。
通常、シールであるグロメットにより、外的混入もしくは内部ATFの外部漏れは防げるはずなのですが、300C/マグナム系ではミッション上部中央のボディにエアコン用の排水ドレンが存在します。
いくらグロメットがあるからといっても、エアコンの作動により慢性的に排水がグロメット部に溜まると、内部への混入は防げないので、グロメットの上から更に液体シール等での処理を行うことが必要です。
UG/yoshida
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