診断と部品交換の違い/ダッジマグナム

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業者様より修理依頼でお預かりした、06yダッジマグナムの5.7HEMIです。

不具合内容は、チェックエンジンの警告ランプが点灯し、エンジンの始動が悪い…クランキングが通常より長い症状です。

 

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実は、エンドユーザー様が簡易テスターを所有しており、DTCにてカムシャフトポジションセンサーを交換したらしいですが、上記の症状の状態。

業者様にて同じくDTCを確認したけれども、やはり同じくカムシャフトセンサーのエラーが入力されている状態で判断に困って当社へ入庫

 

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現在のデジタル制御された自動車は、膨大な情報をもとに緻密にコントロールされているので、不具合判断としてのDTC機能が無ければ、全ての実測を把握して診断するのは無理があります。

しかし、そもそも修理をするにあたっては、DTC(故障コード)はひとつの判断基準であり、何故そのDTCが入力されてしまうのか?それに対する診断という過程が、本来の修理の流れ

そのDTCが入力される理由を確認する為に、PCMでの実測確認による数値のズレ等の把握は、最低限必要な確認項目です。

 

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こういった「センサー」と呼ばれる部品には、必ず2本ないし3本の配線が存在します。

その配線の存在理由、例えば今回の3本線の場合は簡単に言ってしまえば①センサーへの供給電源②アース③PCMへのシグナル と言った基本的な配線知識が無ければ、センサーが本当に悪いのか等の判断は不可能。

特に今回のDTCでは、クランクポジションセンサーとの相関による内容もあるので、注意が必要です。

 

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当社で基本的な診断を勧めた結果、単純に交換されたというカムシャフトポジションセンサーの不良品と判明

どうも、某オークションで購入された格安社外部品らしく…結果、粗悪部品による不具合の判断が付けれない状態でした。

 

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新たに純正部品と交換し、WiTECH(クライスラー純正メーカー製テスター)による作業後の実測確認及びセンサー再学習の実行処置にて完了。

今回は結果、DTC通りの単純な内容でしたが、部品が本当に悪いかどうかの判断が出来ないまま、DTCだけで部品を交換するというのは危険な賭けであり修理とは言えません

 

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また今回のように、値段の安い社外部品の中には、正常に機能しない不良品や耐久性に問題のある欠陥部品も多く存在します。

特にエンジンをコントロールする重要な電子部品等は、信頼の出来る純正部品を選択すべきだと考えます。

 

 

話は変わって…

 

 

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本日よりUGショールームも、気分はクリスマス(笑)。

UG/yoshida

#dodgemagnum #magnum   #hemi #srt #srt8 #mopar



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