DIABLO等のデバイスによるチューニングファイルをプログラムしているPCMを交換する際は、一旦使用しているデバイスを用いてノーマルプログラムに戻してから、PCMの交換(オンラインによるフラッシュ)作業を行わなければ、チューニングファイルにインストールされたキャリブレーションが上書きされ、チューニングファイルが消失してしまいます。
これはDIABLOに限らず、昨今のCPUチューニングにてプログラムを弄っている車両は共通で、必ず現車に使用しているデバイスが必要。
ただし、今回のPCMを交換する05yダッジマグナムでは、デバイスにプレデターが使用され、しかもCMRにて現車合せのセッティングを施したカスタムチューンがインストールされているPCM。
ここでの問題は、すでにDIABLO社ではプレデターのサポートが終了している状態。
2005yモデルとなると、新品のPCMは当時ともちろん部品番号が変更され、ECU内のキャリブレーションも大幅に変更されています。
DIABLO社のサポートが継続している状態であれば、デバイスであるプレデターを新しく交換するPCMに合せてアップデート等をすれば問題ないのですが、サポートが終了している状態であればそれは不可能。
最も簡単な手法は、同一品番の当時PCM中古品を用意すること。
ここでもうひとつ重要なのは、カスタムチューンがインストールされていたPCMの詳細を、WiTECHにて確認しておく必要性があります。
PCMのラベル上では、製造時のキャリブレーション番号しか記載されていませんが、後にキャリブレーションを更新していると番号がもちろん変更されているので、現在のインストールされているキャリブレーション番号を確認しておく必要性があります。
要は同一キャリブレーション番号でなければ、サポートなしの状態ではスムーズにチューニングファイルを転送出来ません。
その後はプレデターを使用して、現在インストールされているカスタムチューンのファイルをアンインストールし、PC上に保管。
あとは通常の「メーカーが定める」PCM交換ステップに基づき、WiTECHを使用して現車のPCMを交換します。
といっても今回は中古PCMの使用なので、すでにキャリブレーションがプログラムされているので、現車に使用できるようVINの変更に伴う他のECUとの同期作業のみです。
この作業にて中古PCMが現車のVINに変更されるので、通常であれば使用できるのですが、次のステップとしてキャリブレーションの確認/変更。
もともとプレデターによるチューニングファイルがインストールされていたPCMと同一キャリブレーションでなければいけないので、キャリブレーションの変更作業をWiTECHにて行います。
幸い、もとのPCMが本来末番号「AE」に対し、最終キャリブレーション番号である「AK」まで更新されていたので、中古のPCMも「AK」まで更新。
メーカーサーバーとオンラインによるフラッシュ作業にて、中古PCMを最終キャリブレーションまで更新。
無事、同一キャリブレーション番号に変更されたので、あとはプレデターを接続してカスタムチューニングファイルを戻してあげれば完了です。
これがもし、もとのPCMが最終でなく途中までしかキャリブレーションを更新していなければ、この作業は行えません…なぜならWiTECHによるメーカーキャリブレーションの更新作業(フラッシュ)は、常に最新キャリブレーションしか選択できない+中古PCMに実際インストールされているキャリブレーション番号は外部判断は出来ない…という条件が絡んでくるため、現行InTune等のデバイス変更が必要になるケースもあります。
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UG/yoshida
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