業者様より修理依頼で作業中の、W463型ベンツG500です。
下回りを確認すると、定番のエンジンタペットカバー周辺よりのオイル漏れと、もう一箇所…
ATミッションからもオイル漏れが発生。
M113型V8エンジンが搭載されているゲレンデでは、ベンツ初の電子制御ATである722.6型5速ATミッション(NAG1)が搭載。
この722.6型ミッションでは、電子制御用のハーネスカプラー部よりオイル漏れが発生しやすい弱点があります。
特に初期に使用されていた白いOリングが装着されているタイプは、オイル漏れの発生頻度が高く、ある時期以降よりOリングの材質が変更されています。
この電子制御部ハーネスカプラーからのオイル漏れでは、外部にオイルが漏れるだけでなく、その劣化が進行するとATFがEGS(ATを制御するECU)に浸透し、ECUを潰してしまう可能性があります。
これは「毛細管現象」という物理現象により、漏れたATFが電気ハーネスを伝って上昇し、外部にあるECU(EGS)内部にATFが導かれてしまう症状です。
部品としてはOリングだけでなく、樹脂製カプラー部を一式で交換するのが定番。
これは、樹脂製品の歪みによるシーリング効果の低下が原因となる漏れの可能性を防ぐ為です。
今回のG500では、ATFの劣化も見られたので、ATオイルパンを取外して鉄粉除去用磁石と共に洗浄し、フィルターを新品に交換しました。
1996y頃にベンツ初の電子制御ATとして登場した722.6型5速ATは、2003yに722.9型7速AT(7G-Tronic)の誕生と共に各クラスが順次移行していったのですが、その後ベンツからクライスラー/ダッジ車のHEMIエンジン用ATミッション(NAG1)として2014yくらいまで採用されたロングセラーATミッションです。
この5速ATは、メンテナンスを怠らなければその信頼度は高く、現にベンツでもW221型までV12エンジン搭載車だけは7速を採用せずにNAG1型5速のまま使用し続けていたのが、その信頼性/耐久性の証です。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2016y度 年間ベンツ修理入庫実績181台)
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
UG/yoshida
*当社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
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2015yダッジチャレンジャー用/ウインカーCANBUSアダプター販売
車輌のCANラインより、ウインカーの出力信号を取り出す、灯火類改善用のCANBUSアダプターです。
カナダモデルのデイライト対策等でお困りの業者様、これがあれば容易に日本仕様への灯火類改善が可能です。
お問い合わせは冨田/吉田まで(業者様専用部品ですので、一般の方への販売はお断りすることがございます)
クライスラー/ダッジ LEDウインカー改善用 ハイフラキャンセラーも単体販売可能
日本仕様への灯火類改善作業に伴い、オリジナルのウインカー出力とは別に配線を施す作業が多々必要なアメ車。
しかし現行モデルのLEDウインカー採用車で、FAULT SENSEラインがランプに接続されている車両は、既存のように抵抗等のダミー回路ではハイフラをキャンセルすることは不可能です。
この小さなユニットひとつで最大4箇所のウインカーハイフラキャンセルが可能です。
純正HEMIネームプレートをベースにレーザー加工にて製作したUGオリジナル「HEMI」LEDビームエンブレム。
エンブレムのアート化もしくは補助サイドウインカーとして…厚さ僅か3mmとオリジナルの外観を崩さず、均等かつ鮮明に発光します。
注意:車両側に配線を通す穴あけ加工が必要です