業者様より修理依頼でお預かりさせていただいた、W221型前期モデルのベンツS500の作業です。
症状はエンジンの不調…不安定なアイドリング及び吹けあがりからして、典型的なミスファイヤー症状。
DASによるMEコントロールの実測では、No3シリンダーが常に失火状態。
特定の気筒のみが失火する原因は、プラグやコイルと言った点火系の不良の他、インジェクターの噴射不良や最悪エンジンの圧縮不良等が考えられます。
今回のW221では、失火トラブルの定番であるイグニッションコイルの不良と判明。
それぞれの気筒に合計8個装着されているイグニッションコイルのうち、No3シリンダーのイグニッションコイルが不良でした。
本来ならば失火しているNo3シリンダーのコイルを交換すれば、今回のトラブルは解決…なのですが、約10年経過してオドメーターも既に2桁。
既にイグニッションコイルの寿命も経過していると考えられるので、今後のトラブル予防も兼ねて全シリンダーのコイル及びスパークプラグの交換を実施。
全気筒となるとV8エンジンなので計8個必要となり、部品代も…ですが、優良社外製品も多く存在しており、上手くそのあたりを利用すればかなりリースナブルに部品入手が可能です。
今回は多くの欧州車メーカーで純正採用されている、HELLA製のイグニッションコイルとBOSCH製のスパークプラグを選択し、交換後の完成検査も完了です。
ちなみに今回のW221に装着されていた、ベンツ純正イグニッションコイルはDELPHI製でした。
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