特定気筒失火の定番パターン/ベンツS500

 

IMG_8372

業者様より修理依頼でお預かりさせていただいた、W221型前期モデルのベンツS500の作業です。

 

IMG_8374

症状はエンジンの不調…不安定なアイドリング及び吹けあがりからして、典型的なミスファイヤー症状

 

IMG_8377

DASによるMEコントロールの実測では、No3シリンダーが常に失火状態

 

IMG_8378

特定の気筒のみが失火する原因は、プラグやコイルと言った点火系の不良の他、インジェクターの噴射不良や最悪エンジンの圧縮不良等が考えられます。

 

IMG_8375

今回のW221では、失火トラブルの定番であるイグニッションコイルの不良と判明

それぞれの気筒に合計8個装着されているイグニッションコイルのうち、No3シリンダーのイグニッションコイルが不良でした。

 

IMG_8410

本来ならば失火しているNo3シリンダーのコイルを交換すれば、今回のトラブルは解決…なのですが、約10年経過してオドメーターも既に2桁。

既にイグニッションコイルの寿命も経過していると考えられるので、今後のトラブル予防も兼ねて全シリンダーのコイル及びスパークプラグの交換を実施

全気筒となるとV8エンジンなので計8個必要となり、部品代も…ですが、優良社外製品も多く存在しており、上手くそのあたりを利用すればかなりリースナブルに部品入手が可能です。

 

IMG_8416

今回は多くの欧州車メーカーで純正採用されている、HELLA製のイグニッションコイルとBOSCH製のスパークプラグを選択し、交換後の完成検査も完了です。

 

IMG_8486

ちなみに今回のW221に装着されていた、ベンツ純正イグニッションコイルはDELPHI製でした。

 

IMG_7963

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2017y度 年間ベンツ修理入庫実績164台)

あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。

また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等(コーディングソフト/Vediamo完備)も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等)

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



 

*当社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

2018y以降対応/WiTECH2.0(オンラインWebディーラー診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約

フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)オンライン対応

ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)&コーディングソフト「VEDIAMO」完備 その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜日

トップページへ戻る