破壊されたプロペラシャフト/ベンツGLK350

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業者様より修理のご依頼にてお預かりしていた、X204型ベンツGLK350です。

コンパクトSUVという位置づけにて2008yにデビューしましたが、モデルチェンジと共にGLCクラスへと変更され、GLKのネーミングはX204型のみで終了…。

修理内容は、走行すると下回りより、「ガッチャンガッチャン」という大きな異音/振動が発生するというもの。

 

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その原因箇所は、トランスファーからフロントデフに伸びた フロントアクスルのプロペラシャフトより発生

204の型番が示すとおり、Cクラス系のボディサイズで4WDの為、フロントプロペラシャフトはミッションの右側上部の隙間を 貫くように存在しています。

余談ですが その為にスペースの都合上 右ハンドル車を造れず、GLKはディーラーモデルと言えども 左ハンドル車しか存在していません。

 

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この狭いスペースから プロペラシャフトを取外すには、右バンクのEXマニをはじめ 様々な付属品を取外し、更にATミッションを傾けて スペースを確保しなければいけません。

 

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取外した問題のプロペラシャフトは、ユニバーサルジョイントが破断され 駆動回転によってシャフトが暴れるように廻っている状態。

 

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ベンツの場合、ユニバーサルジョイントに対して スパイダー部位のみの単品供給は無く、シャフトAssyの入手となります。

長さにして約1Mくらいの短くて細いGLKのフロントプロペラシャフト、しかしそのプライスは軽く20万オーバー。

しかも予測通りの国内在庫欠品にて、ドイツオーダーにて待つこと数日…やっと到着したので早速 現車に組み付け作業

 

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損傷したシャフトの交換後は、作業時に入力したDTC等をXENTRYにて消去してロードテスト。

もちろん 派手な異音及び振動の発生も完治し、本日無事納車完了しました。

 

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