コーナリングランプが点灯せず、メーターに警告ランプが点灯している状態の、9PA型ポルシェカイエンの点検です。
実は以前に ヘッドライトのバラスト不良にて 社外製品に交換して対処していたらしいのですが、今回の原因は やはりこの社外製品バラストのコーディング不良。
一見、普通のHIDバラストのように思いますが、ヘッドライトCU（コントロールユニット）という位置づけにて、CANで制御されているECUとなります。
テスターで診断した結果、普通にヘッドライトは点灯するけれども ヘッドライトCUが通信不能状態のため、アクティブ機能やコーナリングランプ機能といった制御がなされていません。
ヘッドライトCUは、左右同時交換とメーカーから指定されており…ヘッドライトを取外して、高額なライトCUを左右交換します。
もちろんECUなので 交換しただけでは、通常のライト点灯（ロー/ハイ及びスモール等）はしますが、コーディング未完了のDTC（故障コード）入力により警告メッセージが点灯します。
PIWIS-2を使用して、左右のライトCUをコーディング処置の実行。
具体的には、車体番号であるVIN（シリアルナンバー）やサスペンション形式、アクティブ機能やコーナリングランプ機能等の設定をプログラミングすれば完了です。
その他の ご依頼いただいた作業も終え、本日完成いたしました。
UG/yoshida
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