ABCでの車高変化トラブル/ベンツSL55 AMG

 

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ABCの不具合にて、業者様よりお預かりした、R230型のAMG/SL55です。

ABCとはアクティブボディコントロールの略で、油圧制御のサスペンションシステムです。

 

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このABCシステムは、あらゆる走行状況によって 常に車高を水平に保持するための ハイプレッシャーコントロールがゆえ、経年劣化に伴ってプレッシャーリーク等のトラブルも増えてきます。

初期症状で多いのは、「駐車しているとフロントの片側の車高が下がる」、または「アイドリングで停車中に車高が変化する」等のトラブル。

 

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外部に車高を維持するこが困難と予測できる程の オイル漏れが存在している場合は別ですが、特に原因となるオイル漏れが無ければ、その多くは チェックバルブの密閉不良による「内部リーク」と考えられます。

フロントとリアにそれぞれバルブブロックが設けられており、チェックバルブによって左右の車高制御を行っています。

 

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今回のSLは、このバルブの内部リークが疑わしい状態なので、フロント及びリア双方のバルブブロックを取外します。

 

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この初期型のバルブブロックは、内部リークによるトラブルが多く、後の部品変更によりチェックバルブの外観形状が変わっています

…ただこのバルブに限らず、ABCを構成するパーツは高額なものが多く…ちなみに フロントバルブ/リアバルブの価格は、SL55で各¥300000オーバーです。

 

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そのリーク原因の大半は、バルブ内部に蓄積したゴミや異物によるシール類の密着不良や磨耗なので、分解清掃等することである程度の機能復元するケースも存在します。

しかし、内部シール類等の消耗品を交換する純正部品が無いので、その性能維持耐久性は低くあまりお勧めは出来ませんが、今回は業者様の希望にて現物修理。

 

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その際、最低限 各アキュームレーターとABCタンク内のフィルターは、同時交換となります。

 

 

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