エンジン不調及び異音で作業中の、2011yクライスラー300C/6.4SRT8。
修理に必要なパーツ類がUSAより届いたので、作業の開始。
今回の原因である、No8シリンダーのバルブリフター。
正常なリフターのローラー部と比較すれば、その過大な磨耗状態が一目瞭然。
それによってNo8シリンダーのバルブリフト量が減少し、必要とされる吸/排気が行えないのでミスファイヤー状態。
もちろん磨耗によって適切なクリアランスも保てず、その駆動打音が異音として発生。
ダメージが診られる箇所のリフターをチョイスし、USAより届いた新品部品へと組替作業。
後の油圧保持力低下等を考慮すれば、本来ならば全てのリフターを交換するのが理想。
…しかし、MDS機能を有するHEMIエンジンのリフターは高額なので、今回は予算面を考慮して…。
また、リフターがあれだけ磨耗すると、そのダメージはそこだけに留まる訳も無く。
ブロックから抜き取ったカムシャフトは、明らかにダメージが診られたリフター箇所のカムプロフィールも激しく磨耗。
もちろん「削れたカム」は再使用出来ないので、こちらも新品のカムシャフトをUSAより入手して、現車のブロックに挿入。
あとはシリンダーヘッドを組み付けて、その他諸々の…エンジンの始動はもう少しだけ先です。
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