エンジンストールの原因/クライスラー300C

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信号待ちやシフト操作時に、エンジンが時折りストールしてしまう症状で入庫お預かりした、06yクライスラー300C5.7HEMIの診断です。

 

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特にチェックエンジン等の警告が点灯している状態では無く、wiTECH2.0(ワイテック2)によるDTC診断では、エンジンを制御するPCMにエラーは入力されていません。

しかしABSモジュールには、上記症状が発生したことを予測出来るDTCである「トルク要求信号拒否」が入力されています。

これはエンジンマネージメントがトラクションコントロールを制御する状態に達していない場合に、ABSモジュールが検知して入力されるエラー。

 

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このDTCが入力される原因の多くは、関連するECUあるPCM(エンジンコントロール)の制御不良かもしくはABSモジュールの内部不良というケースが多いです。

今回のLXは、比較的症状が頻繁に発生する状態であったので、ロードテストにて実測を測定しながら症状発生時の数値を診断

 

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結果、結論から言えば、今回の原因箇所はクランクシャフトの回転信号を検出するセンサー(クランクポジションセンサー)の不具合と判明。

クランクポジションのセンサー検知が、瞬間的に間欠状態に陥っているため、ストールを誘発。

その不具合が一時的に発生するため、未だPCM側ではエラーと検知できない実測と判断。

 

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クランクポジションセンサーは、エンジンブロックの右側面後方に装着されており、セルモーターを取り外せば確認できます。

 

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センサーの交換作業後は、wiTECH2.0(ワイテック2)にてカム/クランクの相関を再学習処置

修理後のロードテストでは、症状の再発も見られず無事完治しました。

 

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