車検整備でお預かり点検中の、W211型後期ベンツE250の作業です。
このEクラスに搭載されているM272系エンジンでは、V8のM273系エンジン同様、経年劣化でエンジンフロントカバー周辺から、オイル漏れの症状が発生してきている車両が多いです。
その多くは、シリンダーヘッドのフロントカバーに設けられた、可変カム用のアクチュエーター並びにセンサー部から発生しているケースです。
アクチュエーター及びセンサー部のシール機能が劣化して、オイルが滲みが発生するのですが、その症状が進行すると漏れたオイルがベルト類に付着して悪影響を及ぼします。
アクチュエーターやセンサー自体の不具合症例もありますが、その多くはシールの劣化によるものなので、Oリングを組替えるだけで修理可能。
V8のDOHCなので、IN/EXの各Oリング…具体的にはアクチュエーター4個とセンサー4個の、合計8個のOリングを組替えればOK。
…ただし、左バンク側は少しスペース的にやり難いですが、絶妙なクリアランスで脱着が可能な設計は、さすがメルセデスです。
その他、エンジンオイルをはじめブレーキオイルやクーラントにATF(722.9/7速)等の油脂類、並びに数点の消耗部品を交換し、最終的にDASによる再チェック/ASSYST設定処理を実行し完了です。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2017y度 年間ベンツ修理入庫実績164台)
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等)
ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
…余談ですが、本日カスタムコーディングのご依頼でご来店いただいた、フェイスリフトされたマイナーチェンジ後のW205型Cクラス。
マイナーチェンジとは思えぬほど大幅な改良により、その質感や装備等はCクラスとは思えぬ造り。
しかし、その大幅な改良に伴い…現時点ではカスタムコーディングによる設定変更可能対応箇所は、マイナー変更前のW205に比べまだ少なく…例えばTVアクティブ化へのコーディング対応は、マイナー後は現時点ではまだ不可能です。
先進的なテレマティックスサービスである「メルセデスミーコネクト」、車外からスマホで駐車操作が可能…まずはこういった先進技術に対する十分な勉強をしないと…。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
2018y以降対応WiTECH2.0導入 メーカーオンラインライセンス年間契約(Witech及びテックオーソリティ)
フォードIDS/VCM2導入済み
GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)オンラインTis完備/各種プログラム可能
ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。
アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を
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