エアサスコンプレッサーの潰れる原因…/ポルシェパナメーラ

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業者様より修理依頼でお預かりさせていただいた、97A型のポルシェパナメーラです。

 

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故障内容は…車を見れば一目瞭然…車高が全く上がらない状態

 

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現車はV8/4WDの4Sで、ポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)による可変減衰力機能と、エアサスによるレベルコントロールが備わったモデルとなります。

 

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テスターを接続してPASMにアクセスし、レベルコントロール機能に対するDTC(故障コード)及び実測診断を行った結果、

 

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エアサスコンプレッサーの機能不良と判明。

コンプレッサーに供給電源を送信しても、内部不良にてエアの供給を行わない状態。

 

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リアアクスル後方中央部にマウントされたコンプレッサーを、新品部品へ交換します。

 

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もちろんエアサスコンプレッサー交換時は、コンプレッサーリレーも同時交換となります。

こういったエアサスコンプレッサーが逝ってしまう原因の多くは、作動時間超過による内部焼き付きが多く、リレーの負担も同様のため。

 

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コンプレッサー交換後、テスターにて各種操作を行い無事車高も上がったのですが…

 

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やはりというか、エンジンオフにして数時間放置すると、右リアの車高保持不良が判明。

右リアのエアサスが経年劣化により漏れが発生し、そのため必要以上にコンプレッサーが作動して焼きついたと推測できます。

こういったエアサスレベルコントロール機能が備わった車両では、各ベローズのエア漏れによるコンプレッサー焼きつきトラブルが多発しています。

早期の段階で、劣化による漏れが発生しているベローズをチェックし交換しておけば、コンプレッサーまでもが逝ってしまうことも回避可能なので、定期的な点検は怠らぬよう注意しましょう。

 

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…類は友を呼ぶ…珍しく、修理ご依頼のパナメーラが同時に2台、別々の業者様より入庫してました…。

 

UG/yoshida



 

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