定期点検のご依頼でお預かり整備中の、E65型BMW740です。
E65ともなると、最終モデルでも既に10年近く経過しているので、気になる箇所が数点存在…。
今回は、その整備内容のひとつである、ATF交換のご紹介です。
E65モデルから6速ATが採用され(現在は8速AT)、オイルパンが樹脂製になっています。
経年劣化にてオイルパン部からATF漏れが発生してきている場合は、樹脂製のオイルパンAssyを交換することになります。(歪み等により)
特にATF交換時期を定めていないBMWでは、このタイミングでATF交換するパターンが多いと思います。
特にこのタイプは、オイルパンにフィルターが内蔵されており、また磁石等も新品部品に装着されているので、合理的にATFリフレッシュが図れます。
その際は、電子制御部のシーリングスリーブも、よく漏れてくる箇所なので、同時に交換することをお勧めします(オイルパンを外さなければ交換出来ない箇所です)。
このモデルでは既にレベルゲージ等は存在しないので、ATF注入は側面に存在するドレンより圧送します。
テスターを接続して、ATFの油温を測定し、
規定温度でのフロー量にて、ATFレベルを調整します。
測定が終われば新品の注入ドレンを取り付けて…すぐ横に触媒があるので、火傷に注意です…。
UG/yoshida
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