業者様より「足回りの異音点検」にてお預かりしていた、W216型ベンツCL600…異音症状確認のため、ロードテストを行っていると、突然「冷却水補充」の警告が点灯。
明らかに冷却水が減っているので、工場に戻ってリフトアップして確認すると、左前付近よりラジエター水が漏れているのが判明。
左側のエアインテークダクトを取外すと、やはり「この箇所」から冷却水が漏れています。
何故か?216系のCLでは、エアインテークダクトが繋がるラジエターサイドタンクのエアインレット部内に、クラックが発生してくるパターンをよく見ます。
それも決まって左側…今年になって同パターンのW216が3台目…たまたまかもしれませんが。
サイドタンクにクラックが発生したラジエターを交換するため、W216ではフロント周りをかなり分解しなければいけません。
特にV12気筒&ツインターボ搭載のCL600では、エンジンフロント周りに殆どスペースが無く…
ラジエター周りを取外して、よく見えるようになったエンジンフロント周りを確認すると、ウォーターポンプの下にも冷却水の漏れ痕が白くなって残っているのが判明。
プーリーを取外して下から確認すると、ウォーターポンプにも以前から漏れてたであろう痕跡が残っています。
ということで急遽、ラジエター及びウォーターポンプの交換作業。
今回はラジエターとウォーターポンプで冷却水漏れは止まりましたが、600の場合はタービン廻りから冷却水漏れが発生すると、場所によってはエンジンを降ろさなければいけない…です。
肝心の「足回り異音」ですが、その後の試運転でも全く異音症状が発生せず。
何れかのボールジョイント系が一番怪しいかと思うのですが、何れのボールジョイントもアームAssy(ショックの下のボールジョイントはABCストラットAssy)で高額な部品なので…。
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